着物買取りで取り扱い可能な品目:兵児帯

幕末の志士である西郷隆盛をはじめ薩摩の旧藩士が西南戦争のとき兵児帯に脇差しというスタイルであったことは広くしられていますが、兵児とは薩摩地方では若者という意味があり、主に男性や子どもが着用する軽装帯の一種です。また立原正秋や谷崎潤一郎といった文人墨客が好んで着用していたこともあり、上手に着用すれば、とても粋な姿を演出できる軽装帯でもあります。

かつて男性が帰宅後のだんらんで着物を着用するさいには重用されていたこともあり、リサイクルやアンティークの着物屋でも多く見かけます。しかしながら着物買取においては、同じ兵児帯でも、使われている素材や色さらには絞りによって査定額が大きく異なります。

まず、化繊であれ正絹であれ、色が黒で両端のみに絞りが施された兵児帯は、あまりにも流通量が多いため、着物買取においては、あまり査定額がつかないアイテムとなっています。また、かつてなら桐の箱にうやうやしく入れられ高額商品だった総絞りの兵児帯についても、特に黒は珍しくないため着物買取では期待するほどの査定額がつきません。いっぽう、薄いベージュやうぐいす色といった着物業界では珍色と称されるものや、複雑な絞り柄が施されたものは、圧倒的に流通量が少なく、また欲しいもののためなら多少の出費をいとわない着物愛好家にとってはコレクターズアイテムとなるため、高額査定が期待できます。

もしこのような希少価値のある兵児帯を着物買取に出す場合は、男性着物に精通し、男性着物を積極的に取り扱っている呉服屋か着物買取専門店に査定を依頼しましょう。基本的にはカジュアルに男性着物を楽しみたいときに着用するアイテムでありながらも、希少価値のある兵児帯にかんしては、やはりその帯の良さがわかる買取査定担当者との出逢いが重要となってきます。ですから、着物買取で査定を依頼するときには、一カ所の査定だけで一喜一憂するだけでなく、男性着物に強い業者をリストアップして、少しでも高い査定額で引き取ってもらうことが大切です。そのぐらい趣味性の高いアイテムであるといえます。

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